インターネット通販月商200万円への道のり

 

はじめに



昨年(H18年)4月からオフィス家具のインターネット通販を始めた。以前からインターネット通販をやってみたいとは思っていたが、販売する商材がなかったので手を付けていなかった。3年前にたまたまオフィス家具メーカーさんのホームページを制作させていただくことになり、そのご縁で商品を販売させてもらうことができるようになった。



お客様から質問されても答えられるように、こういう施策をしたら、こうなったというのを試しながら運営している。今年の7月に当初目標の月商200万円を達成したので、これまでの経緯を振り返ってみた。



この記事がこれからインターネット通販を始めようとしている方にお役に立てば幸いである。



 


Yahoo!ショッピングに出店した理由



最初の売上目標を月商200万円にしたのは、これで1.5人分の人件費がでるからだ。平成18年4月8日にYahoo!ショッピングで「いす市場」という屋号でオープンした。



 弊社のオフィス家具の販売は実店舗をもっておらず、インターネット通販のみの店舗である。なぜ楽天を選ばずにYahoo!を選んだかというと、次の理由からだ。



  • 1. オフィス家具の購買層は個人ではなく企業からの購入がほとんどだろう。

  • 2. 会社でインターネットからオフィス家具の購入をするユーザーはYahoo!のポータルサイトから検索をするはず。Yahoo!ショッピングに出展したらYahoo!で検索されたときに上位に表示されるのではないか?

  • 3. 楽天は出展審査が厳しく、販売しようとする商品の業務経験が半年以上ないと審査が通らないだろうと楽天の営業に言われた。Yahoo!はこのようなことは言われなかった。(但し最近はYahoo!も厳しくなってきたようだ)

  • 4. Yahoo!の出展コストが楽天よりも安く、売上にかかるマージンも安かった。



 


売上推移



オープンした月と翌月の注文はそれぞれ2件ずつ、売上高は平均5.5万円だった。







 


リスティング広告



そこでリスティング広告を始めた。リスティング広告とは、例えばYahoo!検索で検索窓にキーワードを入れてWeb検索をすると、水色の背景で「スポンサーサイト」と表示されている部分がある。これはYahoo!の子会社であるオーバーチュア社がやっているサービスで、掲載を希望する会社は特定のキーワードに対して入札を行い、その入札金額が多いと上位に表示される仕組みになっている。キーワードの単価は9円からで人気のあるキーワードは数千円することもある。閲覧者が1回クリックすると、広告掲載企業に対してその入札金額が課金される。例えば"オフィス家具"というキーワードに対して100円を入札し、1日に50回クリックされたら5千円課金される。これではいくらお金がかかるかわからないので、1日当たりの予算設定ができる。その予算を消化してしまうと表示されなくなる。



このリスティング広告をやり出して、平均月商が30万円になった。



 


商品名の見直し



Yahoo!の管理画面から、どういうキーワードで検索されてくるかというのを時々チェックしている。これを元に、商品名や掲載内容の文章の見直しを行ってきた。



 


Yahoo!カテゴリ



Yahoo!には、Web検索とは別にカテゴリ検索というものがある。



Yahooが独自に情報を収集して、手作業で登録作業をしているもので、当初は無料で行っていたが、数年前から営利目的のホームページは有償(52,500円)となった。



今年の1月にこの申請をして登録されてから売上がさらに伸びた。平均月商50万円



 


楽天



楽天10周年の記念として、というかたぶんYahoo!等への対抗策として、月額19,800円のプランが楽天でもでてきた。Yahoo!でも手を尽くした気がしていて、ちょうど良い機会だったので出店することにした。



 申請時に問題がでてきた。屋号を「いす市場」としているが、"市場"というキーワードは楽天市場とまぎらわしいので使えないと言われた。他の屋号を使うのもややこしいので、会社名をそのまま使い店舗名を「オフィスチェアーの専門店シーエスプラス楽天店」とした。頭に"オフィスチェアーの専門店"と入れているのは検索サイト対策の為である。



 Yahoo!の時は、いろいろと手を尽くしてようやく平均月商50万円だったが、楽天ではオープンしていきなり140万円売れた。これにはさすがに驚いた。もっとも前期の「商品名の見直し」等のノウハウはそのまま利用したのでこの高価もあるとは思うが。



 


J-Word



J-WordとはブラウザのURL欄に日本語で検索キーワードを入力すると、該当するホームページが表示される仕組みである。



営業の電話がかかってきて、申し込むことにした。オフィスチェア等の名詞は年間40万円くらいする。会社名で登録すると半分くらいの値段。会社名で登録し、オフィス家具等のカテゴリにも登録した。J-Wordは登録できる件数を限定している。



検索サイト対策としては大手のサイトからリンクされていた方が、ランクが上がりやすいので登録した価値はあるかなぁと思っているが、支払った額に対する売上はでていないような気がしている。



 


おわりに



上記内容には商品の季節変動について考慮されていないのでご注意いただきたい。過去の販売データが無いためである。取り組んだ施策と関係なく売上が伸びていることはあり得る。ちなみにメーカーに季節変動の事を聞いてみると、年末と2〜4月にかけてが販売のピークだそうだ。実際に12月に売上が伸びているが、これは1回の注文で60万円くらいのものがあったためだ。



 Yahoo!は今年初めに検索サイト対策でシステムの変更を行っている、このことが年初から売上が伸びた理由にもなっていると思われる。また、今年の秋大幅なシステム改訂がされる。



 楽天もYahooも常にシステムが改訂されているし、同業者の競合環境もどんどん変わってきているので、ここに掲載されていることが、そのまま将来も適用されるかどうかはわからない。



 


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